咳と鼻水が止まらない場合に効果的な対策
咳が何日も続き、鼻水が止まらないような場合、一般的な原因としては風邪が考えられます。
しかし、熱が全然無いのにこれらの症状が続くようであれば、後鼻漏(こうびろう)が原因になっているケースが多いのです。
後鼻漏
後鼻漏とは、鼻水が口(喉)の方向へと流れ出てくる状態のことを言います。
鼻水は健康な方でも少量喉のほうへと流れてくるため、後鼻漏自体は決して病気ではありません。
ですが、鼻炎などが原因で鼻水の量が増えてしまうと、後鼻漏も普段より増加するため喉の粘膜を刺激してしまいます。
そして粘膜が刺激され咳が出てしまうのです。
この状態が長期間続くと慢性咳嗽という症状を引き起こし、倦怠感や疲労、頭痛など、体に様々な悪影響を与えることになります。
これが原因で、気管支炎や肺炎を招くおそれもあります。
後鼻漏によって咳が続く場合、咳止めを服用しても止まることはありません。
流れ続ける鼻水による粘膜の刺激が主な原因だからです。
耳鼻科で診察してもらい適切な治療を受けること、薬を処方してもらうことが重要と言えます。
部屋の湿度を保つ
ただ治療するにしても時間はかかるため、その間も咳や鼻水は止まらない場合があります。
症状を緩和・解消させるためには、粘膜の炎症を抑えたり鼻の通りを良くすることが大切です。
空気が乾燥した状態では、粘膜も刺激され咳や鼻水の症状も悪化してしまいます。
そのため、部屋の湿度を適度に保つようにしましょう。
粘膜の炎症が抑えられ、鼻水などが出にくくなります。
加湿器を使う
特に春や冬は空気が乾燥しがちですが、湿気の多い季節も冷房によって空気が乾燥していることがあります。
場合によっては加湿器を使って空気の乾燥を防ぎましょう。
蒸しタオル・足湯
体を温めたり、蒸しタオルを鼻に当てると血行が良くなります。
血行が良いと分泌される鼻水の量が減り、粘膜への刺激も少なくなります。
徐々に咳も緩和され、症状が軽くなるのです。
電子レンジで蒸しタオルを作ったり、場合によっては足湯で体温を高めるようにしましょう。
以上、咳と鼻水が止まらない場合に効果的な対策についてご紹介しました。
他にも「【喘息の改善にも使える!】咳と鼻水に効果的なお茶を体験!実際に飲んでみた感想」も掲載しているので、よろしければご参考にしてください。